読み間違いは、原稿全体を何度も生成する前に「問題の語」「期待する読み」「前後の一文」を記録して直します。既存の日本語音声の選び方がサービス選定のガイドであるのに対し、このページでは選んだ後の修正作業を扱います。
確認日:2026年9月11日。公式資料を確認し、Shrimp AIが制作手順と記入例を編集しました。掲載例は説明用で、両サービスの音声生成・聴き比べを実施したレビューではありません。
読み間違いを4種類に分ける
| 症状 | 最初に試すこと | 直ったかの確認 |
|---|---|---|
| 漢字の読みが違う | 読み上げ用原稿で読みを明示する | 単語だけと文中の両方を聴く |
| 英字・略語が想定と違う | 一文字ずつ読むか、語として読むかを決める | 同じ略語が後半でも揃うか |
| 数字・単位の区切りが違う | 意味が変わらない日本語表記にする | 数量・小数点・単位が伝わるか |
| 読みは正しいが不自然 | 前後の文を短くし、間を見直す | 修正前後を同じ音量で聴く |
修正記録表の記入例
以下は読み方を確認するための架空の例です。成功した発音結果ではありません。固有名詞の正しい読みは、本人や管理者が決めた表記を使います。
| 画面上の表記 | 期待する読み | 試す変更 | 記録する結果 |
|---|---|---|---|
| API | エーピーアイ | 原稿中を読み仮名に置換 | 前後の文がつながるか |
| 9/15 | 九月十五日 | 日付を日本語へ書き換え | 月と日を取り違えないか |
| 1.5倍 | いってんごばい | 数値と単位を一続きにする | 数字が正確に伝わるか |
| 日本橋 | 用途に合う地名の読み | 対象の地名を確認して指定 | 別の読みを混ぜていないか |
先に製品とモデルを特定する
同じサービスでも、利用する製品やモデルによって発音指定の方法が異なります。別モデル向けの記法をそのまま貼らず、生成画面に表示される製品名・モデル名を記録してから公式説明を選びます。
| 確認するもの | 記録例 | 混同を防ぐ判断 |
|---|---|---|
| 製品 | ElevenCreative Studio、API、Murf Studio | 別製品の説明を流用しない |
| モデル | Eleven v3、Multilingual v2、利用中のMurf音声 | 対応する指定方法を公式資料で確認 |
| 指定方法 | 原稿置換、IPA、alias、Alternative Spelling | 一度に一方式だけ試す |
| 適用範囲 | 一語、一文、プロジェクト | 他の語へ意図せず適用されないか確認 |
ElevenLabsでモデル別に見る場所
ElevenLabsの公式資料では、Eleven v3はテキスト内の対象語をスラッシュで囲んだIPA表記に対応すると案内されています。一方、XML形式のphonemeタグはv2系でも対応モデルが限定されます。phonemeタグに対応しないモデルでは、原稿を発音に近い表記へ変える方法や、発音辞書のaliasによる置換が案内されています。日本語を含むすべての声・モデルで同じ結果になるとは扱いません。利用中のモデルで短い一文を生成し、同じ語の再現性を確認してください。ElevenLabs公式:発音調整のベストプラクティス
Murf AIで見る場所
MurfのPronunciationでは、Smart Suggestions、Custom IPA、Alternative Spellingによる指定が案内されています。別言語やアクセントの短い語句にはChange Localeも案内されています。Pronunciation LibraryはEnterprise向けと明記されているため、単語の編集機能と、複数プロジェクトへ保存・共有する機能を分けて確認します。Murf公式:Pronunciation
一か所ずつ直す5手順
- 元の原稿と音声を残し、修正する語を一つ選ぶ。
- 製品名とモデル名を記録し、対応する指定方法を一つ選ぶ。
- 前後を含む短い文章で読み仮名または発音設定を変更する。
- 声・モデル・速度を同時に変えず、単語と文中の両方を確認する。
- 採用する読み、設定、適用範囲を記録してから本番原稿へ適用する。
例えば一つの型番が直っても、似た別の型番まで正しくなったとは限りません。表記をまとめて置換する前に、意図しない語へ適用されていないか確認します。字幕用原稿は正式表記のまま残してください。
直らない場合の判断
- 名前や数値の意味が変わる:そのまま公開せず、別表現、別の声、自分で録る方法を検討する。
- 許容できる読みだが調子が合わない:場面の前後を含めて試し、修正回数の上限を決める。
- 別モデルへの切り替えが必要:対応言語、生成量の消費、他の箇所への影響を確認する。
- 同じ指定でも結果が揺れる:成功例だけで判断せず、必要な回数を決めて再現性を確認する。
次に進む
必要な工程と条件が決まったら、各サービスの公式条件を確認してください。無料で試せる範囲、書き出し、商用利用は同じ条件とは限りません。
情報源と編集の範囲
サービスの機能に関する記述は次の公式資料に基づきます。記入例・作業順・チェック表はShrimp AIの編集提案です。画面や利用条件が変わった場合は、利用中の製品・モデル・プランを優先してください。
- ElevenLabs:発音調整のベストプラクティス(2026年9月11日確認)
- Murf:Pronunciation(2026年9月11日確認)