サムネイル用の画像をAIで作るときは、最初に「主役・配置・文字の置き場・変えない要素」を決めます。修正では直したい箇所を絞り、採用候補を保存してから次へ進みます。このページでは、素材づくりから文字入れ、完成確認まで使える依頼文と修正記録を紹介します。
編集日:。対象は通常の横長動画のサムネイルです。テンプレートと記入例はShrimp AIの編集提案で、特定サービスで生成・比較した実測結果ではありません。モデルによって指示の反映や編集機能は異なり、同じ結果を保証するものではありません。
1.動画の内容と画像の役割を一枚に整理する
完成画像のイメージだけを伝える前に、動画が何を説明するのかを一文にします。実物の見た目や操作結果を伝える動画では、使える写真や実際の画面を優先し、AIには背景や説明用の素材など必要な部分を依頼します。
| 決めること | 記入例 | 迷ったときの判断 |
|---|---|---|
| 動画の約束 | 机でナレーションを録る前の準備を説明する | 動画で実際に説明する内容だけに絞る |
| 画像の主役 | 机の上のマイクと台本を示すイラスト | 小さくしても主役が分かる組み合わせにする |
| 文字の置き場 | 左側に短い見出しを後から入れる | 背景の情報を減らす範囲を決める |
| 使う素材 | 権利を確認した自作素材、または新規の説明用イラスト | 実在の商品写真や顧客素材は使用条件を先に確認する |
| 完成条件 | 見出しを含めて読みやすく、予定の形式で保存できる | 生成画像だけでなく文字入れ後のファイルで判定する |
これは説明用イラストの記入例です。録音機材を実際に比較する動画なら、生成した架空のマイクを比較対象の実物として見せず、対象機材の写真などに差し替えます。サービスを選ぶ段階なら、先にサムネイル用画像生成AIの選び方で必要な編集機能を確認してください。
2.最初の画像を作る指示文
下の角括弧を自分の動画に合わせて書き換えます。「おしゃれに」「目立つように」だけで済ませず、主役の位置、背景の量、文字を置く範囲を具体化します。生成時の文字入れを使わない場合は、画像には文字を含めず、後の編集工程へ分けます。
用途:横長動画のサムネイルに使う説明用の画像素材 動画で伝える内容:[一文で記入] 主役:[人物・物・場面などを記入] 配置:[主役の位置と、おおよその大きさ] 背景:[場所、色、情報量] 文字の置き場:[後から見出しを置く範囲] 見た目:[写真調・イラストなど、動画に合う表現] 画像の比率:16:9 文字:[画像には入れない/指定した文字を入れる] 維持したい要素:[シリーズで共通にする色や配置] 入れないもの:[不要な物、ロゴ、無関係な場面] 素材の位置づけ:実物写真や実績の証拠ではなく説明用 出力後の確認:構図、不要な物、文字用の余白を確認する
例えば「主役は右側の机の上のマイクと台本。左側は見出しを置くため、模様の少ない淡い背景。人物・ロゴ・文字は入れない」と指定します。余白が足りないときは、主役を小さくするのか、位置を動かすのかを決めてから修正へ進みます。
参照画像を使えるサービスでは、利用できる素材を添付し「色だけ参考」「配置を参考」など参照の範囲を説明します。参照機能がない場合、画像の添付を前提とした指示は使わず、必要な特徴を文章で伝えます。
3.修正は変える部分と残す部分を分ける
まず候補を保存してから、次の修正を依頼します。残したい配置や物まで変わることがあるため、前の候補を上書きせずに比較できる状態にします。変更は一度に少数へ絞ると、どの指示が反映されたかを見直しやすくなります。
修正する元画像:[添付画像またはサービス内の対象画像] 変える部分:左側の背景にある小物だけを減らす 理由:後から置く見出しが背景に埋もれるため 残す部分:右側のマイク、台本、机の位置と大きさ 変えない部分:全体の色調、横長の比率、主役の形 追加しないもの:文字、ロゴ、新しい小物 確認すること:左側の余白が増え、主役が保たれているか
対象画像を指定できる編集機能で使う修正例です。「残す」と指示しても、サービスが完全に保持する保証はありません。主役の形や製品の特徴が変わる場合は、直前の候補へ戻し、背景の変更を手持ちの編集ソフトで行う方法も検討します。
| 見つかった問題 | 修正の方向 | 再確認する箇所 |
|---|---|---|
| 見出しを置く場所がない | 背景を簡素にする、主役の位置や大きさを調整する | 見出しを仮置きして主役と重ならないか |
| 何を見せたいのか分かりにくい | 主役以外の要素を減らす | 縮小したときに主役を判別できるか |
| 修正で主役まで変わった | 元の候補へ戻し、編集範囲を限定する | 形、位置、色が採用候補と一致するか |
| 生成文字が間違っている | 文字を外した素材へ戻し、編集時に入力する | 正しい文字列になり、後から直せるか |
| 修正を重ねても改善しない | 指示の矛盾を解消するか、別の編集方法へ切り替える | 費用・作業時間の上限を超えていないか |
修正を続ける・元に戻す・方法を変える判断
「もう少し良くしたい」だけで生成を繰り返す前に、必須条件と作業上限を決めます。たとえば「見出しを置ける余白がある」「主役の形を保つ」を必須にし、色の細かな好みは後から調整する項目に分けます。時間・試行回数・追加費用の上限は、自分の制作予定と現在の利用条件に合わせて記入してください。
| いまの状態 | 次の行動 | 終える条件 |
|---|---|---|
| 必須条件を満たし、残りは色や装飾の好み | 採用候補を保存し、文字入れへ進む | 見出しを仮置きして読めることを確認する |
| 直したい箇所が一つで、主役は保たれている | その箇所に限定した修正を試す | 変更箇所と残す箇所の両方が条件を満たす |
| 背景は改善したが、主役の形や位置が崩れた | 直前の採用候補へ戻し、使える部分編集機能か手作業で直す | 主役を保ったまま必要な変更だけを終える |
| 同じ問題を繰り返す、または作業上限に達した | 追加生成を止め、構図を簡単にするか使用可能な別素材へ切り替える | 必須条件を満たせなければ、その候補の採用を見送る |
記入例として、背景の整理だけを頼んだのにマイクの形も変わった場合は、背景がきれいになっていてもその版を採用しません。元の候補を残し、背景だけを編集できる方法へ切り替えます。以下は作業をAIへ任せる際の管理用依頼文です。利用枠や経過時間を確認できないAIには、推測で判定させず、確認できる試行回数を記録させます。
対象:[使用する画像と版名] 今回直すこと:[一つの具体的な問題] 必須条件:[残す主役・位置・文字用の余白など] 後で調整できること:[色の好み・装飾など] 作業上限:[試行回数/作業時間/追加費用の上限] 確認できる上限と、確認できない上限を最初に区別してください。 新しい案は元画像と別に保存し、変更前を上書きしないでください。 修正ごとに、直した箇所と保持できた箇所を記録してください。 必須条件を満たしたら、追加生成を止めて文字入れへ進めてください。 主役が崩れた場合や上限に達した場合は、元の候補を示して停止してください。 追加課金や別サービスへの素材アップロードは、この依頼に含めません。 終了時の記録:採用版/未解決の問題/停止理由/次の作業
4.文字を入れてから完成を判断する
素材ができたら、実際に使う見出しを配置します。この例なら「録音前の準備」のように動画の内容を表す文を入れ、文字が長すぎる場合は言葉を絞るか構図を見直します。小さな文字を大量に足して説明を詰め込む前に、動画タイトルと画像で何を伝えるかを整理してください。
2026年9月9日に確認したYouTube公式のサムネイルとタイトルのヒントでも、読みやすいフォント、複雑にしすぎない構成、端末による見え方への配慮が案内されています。生成画像の拡大表示だけで判断せず、見出しを入れた完成画像を縮小して確認しましょう。
- 最初に主役が目に入り、動画の内容と一致している。
- 見出しが読め、誤字や不要な生成文字が残っていない。
- 主役や重要な文字が端で切れていない。
- 色・文字・写真の配置が、同じシリーズの意図と合っている。
- 画像や文字が、動画にない成果・機能・場面を約束していない。
5.修正履歴と完成ファイルを残す
生成時の候補、文字入れ前の素材、文字入れ後の画像、編集可能なファイルを区別して保存します。たとえば「録音準備_素材_v01」「録音準備_背景修正_v02」「録音準備_文字入り_v03」のように、何が違うか分かる名前を付けます。
| 版 | 変更と確認結果 | 判定・次の作業 |
|---|---|---|
| v01(記入例) | 初回素材。主役は合うが左側の小物が多い | 保存して背景のみ修正 |
| v02(記入例) | 背景を整理。主役の保持を確認 | 文字入れ候補にする |
| v03(記入例) | 見出しを配置。縮小表示と誤字を確認 | 書き出し条件を確認する |
| 自分の記録 | 元画像/指示/変わった箇所/残せた箇所 | 採用/追加修正/元に戻す |
表は記入例で、実際の生成結果ではありません。作業を始める前に修正の回数や時間の上限を決め、超えたら構図を見直すか別の方法へ切り替えます。アップロード先の比率・容量は選び方ガイドの完成ファイル条件とYouTube公式ヘルプで確認してください。
完成画像を保存できたら、使った素材とフォントの利用条件、編集データの保存先も残します。公開後のクリック率は制作時の見た目とは別に確認し、この手順だけで数値が改善したとは判断しません。
この指示文をどのサービスで試すか迷ったら、CanvaとAdobe Expressのサムネイル制作比較で、画像生成だけでなく文字編集・部分修正・利用枠まで確認してください。
候補画像がそろったら、YouTubeサムネイルのA/Bテスト手順で、利用条件と結果の記録方法を確認できます。制作時の見た目の確認と、公開後の候補比較を分けて進めましょう。
動画本体の制作へつなげる
- AIナレーション台本のテンプレート:動画で伝える内容と画面を整理する
- YouTubeナレーションの制作手順:台本から公開前確認までを進める
- サムネイル用画像生成AIの選び方:必要な修正・文字編集・保存機能を確認する