ClickUpとNotionは、どちらも仕事の整理に使えますが、画面の中心に置く情報が異なります。ClickUpはタスクやプロジェクトの進行を一か所で追いたい人、Notionは文書・データベース・メモを組み合わせたい人が検討しやすい構成です。これは機能の優劣ではなく、運用の起点による違いです。
比較前の注意
以下は各公式ページを2026年9月13日に再確認した公開機能と、同じ仕事を使う選定手順です。ClickUp公式はタスクの状態をワークフローへ合わせて管理できること、Notion公式はプロジェクト・タスクを文書やナレッジと並べて管理できることを案内しています。Shrimp AIは両サービスへ登録した操作性評価や成果比較を行っていません。料金とAI機能は変更されるため、契約前に公式ページを確認してください。
確認資料:ClickUp「Manage task statuses」、Notion「Getting started with projects and tasks」(確認日:2026年9月13日)。
基本比較
公式情報として確認した登録データを表示しています。音質や使いやすさの実使用評価ではありません。
無料プラン
あり
あり
料金概要
Free Foreverは$0/ユーザー/月。Unlimitedは年払い$7、月払い$10/ユーザー/月。Brain AIは$9/ユーザー/月、Everything AIは$28/ユーザー/月の表示。通貨・利用枠は公式Pricingを確認(2026-09-06確認)。
公式Pricingの表示通貨GBPではFree £0/メンバー/月、Plus £8.50、Business £16.50、Enterpriseは個別見積もり。Notion AIはプランごとに試用・提供条件が異なる(2026-09-06確認)。
日本語対応
未確認
未確認
API
あり
あり
商用利用
未確認
未確認
主な用途
AI仕事効率化・タスク管理
AI仕事効率化・タスク管理
最終確認日
2026年9月6日
2026年9月6日
公式情報
公式情報を確認済み
公式情報を確認済み
実使用検証
Shrimp AI実使用未検証
Shrimp AI実使用未検証
公式情報と詳細
機能名ではなく、完了させたい仕事を決める
最初に「タスク管理も文書管理もできる」といった広い条件ではなく、1〜2週間で完了させる仕事を一つ選びます。比較中に項目を増やし続けないため、必須条件・あると便利・今回見ないものを分けます。
| 確認項目 | 必須条件の例 | 完了判定 | 今回見ないもの |
|---|---|---|---|
| タスク | 担当・期限・状態・完了条件を記録できる | 未着手から完了まで迷わず移せる | 使わない高度なビュー |
| 資料 | 判断根拠や手順へタスクから移動できる | 別の人が必要情報を見つけられる | 全社ナレッジの移行 |
| 確認 | 変更点と未確認事項を残せる | 引き継ぎ後も判断経緯を追える | 自動化の拡張 |
| 終了 | 必要なデータを取り出せるか確認する | 試用をやめる手順と保存先が決まる | 将来使うかもしれない連携 |
ClickUpを検討しやすい条件
- 期限、担当、状態、優先度を中心に進行を見たい
- タスクとDocs、連携、ダッシュボードを同じWorkspaceで扱いたい
- AIの要約、検索、作業補助を仕事の流れへ追加したい
ただし、AI機能の試用・継続利用・クレジットやプランごとの提供条件は、基本プランとは別に確認します。タスクの状態を増やす場合は、誰がどの条件で動かすかも同時に決めます。
Notionを検討しやすい条件
- 文書やナレッジを中心に、データベースへタスクを追加したい
- 個人のメモ、案件情報、手順書を一つの構造で育てたい
- AIの要約や検索を文書・データベースと組み合わせたい
NotionのAI機能はプラン、試用、クレジット、機能ごとに条件が分かれます。無料プランがあることだけで、AIが無制限に使えるとは判断しません。タスク用データベースを作る場合は、プロパティを増やす前に必須項目だけで一度運用します。
同じ小さな案件を両方で試す
比較対象は、同じ担当者、同じ期限、同じ完了条件を持つ5〜10件のタスクにそろえます。一方だけ完成済みテンプレートを使うと設定量が変わるため、最初は最低限の項目で比較します。外部サービスへ実データを入れられない場合は、架空の案件と機密情報を含まない資料を使います。
| 場面 | 共通テスト | 記録すること | 合格条件 |
|---|---|---|---|
| 登録 | 依頼文から5件のタスクを作る | 入力に迷った項目と所要時間 | 担当・期限・状態・完了条件がそろう |
| 実行 | 1件を作業中、1件を確認待ちへ移す | 状態の意味と次の行動 | 一覧だけで停止理由を判別できる |
| 参照 | 根拠資料と判断メモを結ぶ | 資料へ到達する操作と検索語 | 別の人が必要資料を再発見できる |
| 変更 | 期限と担当を一度変更する | 変更前後と通知対象 | 関係者が最新条件を確認できる |
| 完了 | 成果物を確認して1件を閉じる | 完了条件と参照先 | 後から完了根拠を追える |
操作回数より、戻って続けられるかを測る
初回設定の速さだけで決めず、翌日に中断した仕事を再開できるか、第三者が状態を読み取れるかを確認します。測定結果が同程度なら、既存データの移行量と運用変更の少なさを優先します。
| 指標 | 測り方 | 記録例 | 判断 |
|---|---|---|---|
| 登録 | 5件を必要項目まで登録する | 開始・終了時刻、迷った項目 | 必須項目が欠けるなら保留 |
| 再開 | 翌日に次の行動を特定する | 確認した画面と不足情報 | 元資料を探し直すなら構造を修正 |
| 更新 | 担当・期限・状態を変える | 変更に必要な操作と確認先 | 誤更新しやすいなら採用しない |
| 引き継ぎ | 説明なしで別の人に読んでもらう | 質問された点と不足項目 | 完了条件を解釈できなければ修正 |
| 維持 | 1週間後に未更新項目を確認する | 放置件数と見直し時間 | 更新負担が続かないなら縮小 |
移行前に、撤退と復旧を決める
- 対象:最初に移す案件と、元の場所へ残す案件を分ける。
- 権限:所有者、編集者、閲覧者を確認し、退職・終了時の引き継ぎ先を決める。
- 参照:外部ファイルやリンクが移行後も開けるか確認する。
- 書き出し:必要なデータ形式、添付ファイル、履歴の扱いを公式案内で確認する。
- 二重更新:試用中に正本とする場所を一つに決める。
- 終了:不採用時の保存先、削除担当、確認日を記録する。
試用環境へ本番情報を一括移行せず、元データを残した小さな案件で確認します。権限や書き出し条件を確認できない場合は、その時点で本格移行を保留します。
採用・条件付き採用・保留・現状維持を決める
| 結論 | 条件 | 次の行動 | 残す記録 |
|---|---|---|---|
| 採用 | 必須条件を満たし、継続運用できる | 移行対象・担当・完了日を決める | 採用理由と確認結果 |
| 条件付き採用 | 小さな範囲なら使える | 対象案件と利用者を限定する | 制約と再評価日 |
| 保留 | 権限・料金・書き出しなどが未確認 | 不足情報の確認先を決める | 未確認事項と次回確認日 |
| 現状維持 | 移行負担が改善幅を上回る | 既存運用の不足だけ直す | 見送った理由 |
選ばなくてもよいケース
紙やスプレッドシートで期限と次の行動を管理できていて、共有・検索・履歴・AI補助に困っていないなら、すぐに新しいサービスへ移行する必要はありません。比較表の点数が高くても、入力や見直しが続かないなら改善にはつながりません。
個人の運用を先に整える場合は個人タスク表の作り方、AIで作業分解を補助する場合はAIタスク整理ガイド、導入前後の測定条件はAI仕事効率化ガイドへ進んでください。サービス概要はClickUpとNotionで確認できます。